詩人:甘味亭 真朱麻呂
また死にたくなった
それでも死ねなかった
いつまでも性懲りもなくちゃんと生きてた
今日で何回死にたいと言ったかな
死ねもしないくせに罰当たりだよな
縁起が悪いよ
それでも言わないではいられない それほど世の中は冷たい風が吹く場所、ためらいもなくずたずたに突き刺す
言葉にするだけで死ねたらどれだけ楽だろうか
それなら僕は今日で何回死んだでしょう
それならよかったけど なんかそうでなくてよかったという自分もなぜかいる
だから生きてる
だから死ねないんだよ
どれだけあの世にゆくチャンスがあっても
五万とあってもすべて見て見ぬふり
ああ ようこそ絶望
さよなら 希望
ああ 広がれ 闇
消え去れ 光
そんな強がりはそろそろやめたい
孤独はやっぱりつらいし正直イヤだよ。