詩人:どるとる
感情があるがゆえに
僕らは傷つきあい
互いを憎み 妬み 時にはうらんだりもする
だけど感情があるがゆえに救われることもある
感情とは様々な気持ちの総称で
それぞれが思う
喜びや悲しみをまとめてそう呼ぶんだ
たとえば僕が君を思うこの気持ちも感情のひとつといえるだろう
感情がなかったら
人を愛すことも
人を憎むことすらできないよ
それじゃ人間じゃないね
感情があるから 僕らは誰かを愛すことができるんだ
感情があるから 僕らは誰かに愛されているんだよ
感情があるから 僕らは悲しいときは泣いているんだよ
感情があるから 僕らはうれしいときには笑っているんだよ
そんな当たり前なことがなんでこうもステキに思えるんだろう
忘れがちの気持ちを
思い出してみれば
すべてが感情がともなってはじめて僕らは自分の心さらけ出して生きている
今日も誰かに愛されて
今日もどこかで傷ついて
明日も誰かを愛して
明日も誰かを傷つけて
光と影を行き交うようにたまにゃ過ちも犯すけど 感情があるからね 後悔も反省もできるんだよ
良くも悪くも僕らは感情のままに生き
感情があるから いつだって 自分というひとりの人間としての生き方を大切にできるんだ
感情があるからね
今日も生きたいと思い そしてたまには消えてしまいたいとも思うんだよ
感情がありすぎてもなさすぎても困るけど とりあえず
今日も感情を頼りに
生きている
それが僕の感情論。