詩人:甘味亭 真朱麻呂
悲しみが降る日には悲しいほどあたたかい雨が僕の顔中に降っていた 涙という雨がそのときの気持ち如何(いかん)で雨の表情は変わるから 今日は心なしかどこかやさしい雨 気持ちもやさしい気持ちだから やさしい雨の中 ずっと眺めてる世界やさしい世界 今日はその世界にくるまっておこう たとえ明日 悲しみが降ろうと関係なしに笑えれば僕は幸せさ 悲しい雨が降っていたそれはきっと幻 やさしい雨が降ってる今がきっと本当さ 大丈夫 雨はじきにやむ。