詩人:甘味亭 真朱麻呂
休日まえの金曜日はなぜか妙にドキドキしてなにもないのに笑みがこぼれる
落雷にうたれたような恋をしたときみたいな気持ちだな
胸を突き刺すいくつもの涙々の苦労話
それは僕が描いてきた紛れもないストーリー
雨の日 晴れの日 曇りの日 なんでもないような一日にも隠れた涙が心のどっかではあふれてたんだよ
見えないとわかってるものも見えないと決めつけてしまえば何も見えなくなる
愛も夢も自分で選ぶ道も目の前に出すべきこたえもほとんどは見えないものだから
大切なのはその見えないものをどうしたら形にできるかを考えて見えないなりに自分の中で作り出すことだよ
絶え間なくあふれる青い想像を駆使して
思いあまって走り出すその先にはいつもまばゆいばかりの太陽が僕を睨んでいるけど
まだ真っ白なページだから自由に描いてゆける
こたえなんていつも僕らが思うほどちゃんとなんてしてない
だから虹色 青空 どんよりとした曇り空 天気予報も宛にならないな 晴れるといったのに土砂降りデイ
だからよけいな悲しみが増えるんだよ
いらない不安といらない期待
流れる悲哀とどよめく歓喜
笑えるその分 おもりがずっしりと僕を苦しめる
鉛を飲み込んだみたいだ!
空白のページにそっと書き足す
言葉は涙でにじむ
サヨナラ…