詩人:旅人モドキ(左利き)
はだみ離さず持ちあるきたい煮つまった策のあれこれ書きかけの日記帳むらがる句では濡らせない不意のやさしさ嵩ばるものか奏でるはきみの口笛席を蹴りせめぎ合うふき飛ばすほど恋い焦がれ心密かにもみじを散らすどしゃ降りに打ちひしがれてかみ締める無力さを大河にさらし泳がせる問わずがたりの向こう岸まで