詩人:激突
君は運命の人だよと
心の中で告白して
始まった二人の交際
僕は
イタい人じゃないよね?
君はいつも知らん顔して
クールを装ってる
本当は
僕に抱きつきたいくせに
ツンデレが売りの君
僕にはわかってるから
そのままでいいんだよ
誰もいない夜道を二人
恥ずかしがって
君は離れて歩く
月より君に見とれる僕
落ち着かない君
キスを待ってるんだね?
でも
君を大事にしたいから
結婚するまでお預けだよ
僕ならば
君を誰よりも愛せるのに
そんな事を考えて
一日が過ぎていく
君の浮気現場
僕の胸に
飛び込めばいいのに
その男は誰?
僕は恋愛の達人だから
ゲームでは
一日で全キャラ
制覇した男だから
君の心理を見抜いたんだ
練習台だね?
言わなくてもいいよ
でも君は
初々しいままでいいんだ
初めての旅行
君は僕に意地悪して
行き先も告げず
一人で先に行ってしまう
でも大丈夫
君が僕について来る
必要はない
いつだって僕は優しい
僕が君の後を離れずに
どこまでも
追いかけていくから
僕ならば
君を誰よりも愛せるのに
そんな事を考えて
一日が過ぎていく