詩人:みどり
はやく はやく はやく
殻をやぶらなくちゃ
いそげ いそげ いそげ
自分でやらなきゃ
ダメなんだ
頑張れ 頑張れ 頑張れ
ずっと応援してくれてる
人がいる
待っててくれてる人が
いることに気付いたんです
殻の中は真っ暗で
どこに行けばいいのか
分からない
まわりに
なにも見えなくて
ひとりぼっちだと
思ってた
今はちゃんと
聞こえます
あなたの声が聞こえます
どこまでも
暗闇だと思ってたけど
手を少し伸ばしたら
暖かいものに触れました
あなたがずっと
たまごを暖めてくれていた
ぼくは
ゆで卵なんかになりません
ちゃんと
自分のちからで殻を壊してみせます!!
あなたの優しさに
答えるため
なによりも
自分のために。