詩人:拓
どんなに急いでも手遅れです
最後に見た貴方は黙ったまま
僕が狂ったとでも思いましたか
貴方の冷たい視線
右腕に憑いた…
切り刻んで…
貴方の視線が
固まった
あっちこっち行ったり来たりは疲れました
もうこれで最後にしたいから
いつものように優しく
微笑んでいて下さい
やけに丁寧な態度
重く沈んだ…
冷えてく…
貴方の声が
遠くに聞こえる
貴方の全てを愛します
どんな僕でも認めてください
心を泳ぐのはいつも綺麗な愛だけじゃない
僕がまだ迷うのは貴方がたまに見せる
優しい笑顔
右腕に憑いた…
切り刻むのを
楽しんでいるのです
右腕に憑いた…
切り刻んで…
貴方の視線が
固まった