詩人:aria
悪いね
ほんの少しだけ
嘘を
この思考を
断ち切りたいのさ
悪いね
ほんの少しだけ
声を
あたし一人では
届かないのさ
夜はお嫌いですか?
すぐに明けてしまうから
繋げない手の平に
永遠は居留守
進まない脚に
夢は外方を向くのさ
朝はお嫌いですか?
ゴールの途端にスタートだから
募らせる時間に
想いは悪循環
追い求める理想は
角を曲がって逃げたのさ
どうにも上手く
転んでくれんね
さすがに
何かが折れかけて
どうにも上手く
起きてくれんね
とうとう
治りもしないのさ
悪いね
ほんの少しだけ
嘘を
麻痺でもしなきゃ
歩けないのさ
悪いね
ほんの少しだけ
君を
あたし一人では
生きられないのさ
明日は
一人で生きるから
悪いね
今日は
ほんの少しだけ