詩人:洋梨
僕の手首緑や紫の細いコード隙間なくはりめぐっている。触れてみるなにかが通りすぎてゆく。傷つけたい。そんな衝動に駆られる。広い世界に出してあげよう。そんなに細いコードの中じゃ、窮屈だろ?右手に鋭い凶器。奇妙にぎらつく。僕はゆっくり出口をあけてあげる。真紅の絵の具腕を伝う。なんて綺麗なんだろう....また1つ増えた。僕の生きてる証。