詩人:麗華塵
桜の花が雪に見えて
悲しくて悲しくて…
去年のクリスマス
貴方の為のプレゼント
今も見る度
涙が止まりません
カレンダーも四枚破って
諦めたつもりになっていた
リボンをかけた
箱の中に
あの頃の夢が詰まっているのかな?
去年のクリスマスが終わらない
四月になった今でも
苦しいぐらい雪が降り
心に悲しみばかりを積もらせる
去年のクリスマスが終わらない
記憶になったはずの今でも
苦しいぐらい生々しく
心に後悔ばかりを積もらせる…
お互いのプレゼントを買った日の夜
笑いながら駆け出す君を
何故引き止めなかったんだろう…
明るい街灯の下
何時間も君を待った
来るはずもない君を
プレゼントを握りしめ
来るはずもない君を
ずっと…ずっと…
あの日笑って駆け出す君を
何故引き止めなかったんだろう…
忘れられない鈍い音
白い雪が赤くそまり
笑って駆け出した君が…
去年のクリスマスが終わらない
四月になった今でも
苦しいぐらい雪が降り
心に悲しみばかりを積もらせる
去年のクリスマスが終わらない
記憶になったはずの今でも
苦しいぐらい生々しく
心に後悔ばかりを積もらせる…
桜の花が雪に見えて
悲しくて悲しくて…
去年のクリスマス
貴方の為のプレゼント
今も見る度
涙が止まりません