詩人:どるとる
生まれたくて
生まれたくて
ここに咲いたんじゃないさ
生まれてしまった
生まれてしまった
だから僕はここに咲いたんだ
言葉にすれば真実はすべて残酷なのさ
生まれてしまったからには生きていくしかないという概念を人はぬぐい去れることができずにまるで生きることこそが使命であり常識であるかのように思われてる
降り止まない雨の中
わざと濡れていたい
傘を差さずにその冷たさを感じたいんだ
咲いた花は
笑わないよ かならずしも
そんなゆがんだ気持ちは誰になんといわれようが拭えない
ああ 行く先はいつも豪雨です
それが僕の今の素直な気持ち
手加減なんかしてないさ
生と死の狭間で生きているだけだ
今日も明日もたまたま偶然が作用して
だから雨は止まない
止むはずもないさ
ずっと ずっとね
狂ってしまうさ
こんな世界
正常でいろってほうがおかしいんだよ…