詩人:快感じゃがー
きみが
あの日
祈りに混めた
やさしさ
どうしようも
なく
願ってしまう
ブランコの
漕ぎかたを
忘れてしまう
"痛みのない國"
と
聞いた
ささやかな夜は
今にも
零れ落ちそうな
たっぷりの
黄金の
月溶けに
泣いたりもして。
ああ
夜空は
美しかった
美しすぎて
記憶は
飛んで
滴は跳ねて
明日を望んだ
もう
"そんな概念"
この深い溜め息が
とうに
吹き消したけれど
月溶けに
祈る
よく似合う
モラル
鈴の音が
聞こえたら
笑って
窓を
開けておいて
オレンジの
CHEEKで
その
かなしみを
食べ尽くして
あげたい
2010/02/01 (Mon)