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[172337] 桜の便り

詩人:どるとる


桜の便りが届く朝に
やがて凍てつく冬は
去り行き その影も消える

真っ青な空は
やがて赤く燃えて
夕暮れにカラスが
空を飛び交う

もう泣くことはないよ
春は冬の次に
やってくるんだから

桜の便りが少し早く
訪れたなら
きっと寒さも少しは
薄れるのにね

桜はつぼみの中
眠り続けてる
まだまだ
つぼみはついてないけど別れと出会いの季節は少しためらいがちに訪れるだろう

薄紅色のせつなさとともに

心さえも寒くなる冬の魔法が溶けるまで。

2011/11/23 (Wed)
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