詩人:どるとる
人と人の繋がりってそんなに大事なのかな
時に傷つけあって
時には愛しあって
繰り返す日々の中
人と人は生きて
様々な出来事に
左右されて
選択を責められ
生きているのです
今日 笑っている人
今日 泣いていた人
流れ行く時の中で
人と人はすれ違うように生きる
人から人へ
また人へと
伝わってゆく
優しさや
ぬくもりだけを
人のすべてと
信じられたら
どんなにいいだろう
人には憎しみも
怒りも 妬みも裏切りも
欠かせないものなんだ
人と人は今日もこうして生きていく
なんてことのない
何気ない日常の中に
ふつふつとわき上がるように浮かぶ命の重さなど 考えもしないような忙しさに負けてばかりの日々
意味のなさ それを考えることの無意味さ
僕は何度でも 生まれた意味や生きていく理由を考える
人だからこそ
人と人 ひとりじゃただの人だけど
人もたくさん集まればにぎやかなもんさ
人と人との繋がりを拒んで生きていくのは 難しい
嫌でも人の中で人と人というその形を崩せない
僕は今ここにいる
意味をなくしながら
意味を得ながら
今 みんないる
ここにいる
昨日泣いていた人も
明日は笑えるだろう
大丈夫 悲しいことばかりじゃないさ
希望ばかりとはいえない世の中でも信じられるものは確かにある
人から人へ
また人へと
伝わってゆく
優しさや
ぬくもりだけを
人のすべてと
信じられたら
どんなにいいだろう
人には憎しみも
怒りも 妬みも裏切りも
欠かせないものなんだ
それでも、
僕らは人を愛し
人に愛されたいと思うんだ
どう転んだって
人からは
はみ出せない
人よ 今日も 人ならば 人を愛してみせなよ
そして笑ってごらんよ。