詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕らはキツツキ
夢をつつきながら
この長いくちばしで愛する人もつつくのさ
キツツキだから
今をつつきながら
明日のことやずっと先の未来のことも考える
僕はあなたのキツツキだから
僕は僕のキツツキだから
ただのキツツキ
されどキツツキ
腐っても枯れても
キツツキだから
キツツキ以上はできないけれど
キツツキらしく
キツツキなりに
生きていく
僕はまるでキツツキ
僕は君のキツツキ
君がお日さまならば
僕はその下に咲く影になるよ
いつでも陰ながら支えられる人になる。