詩人:どるとる
いつかこの長い物語も終わりゆく運命なのさ
パレードも賑わいを見せるのは明るいうちで夜にもなれば静かにその賑わいをなくす
だからその前に好きなことやりたいことやっておきたいこと
片っ端からすましておこうよ
終わりゆくその運命の上を僕らはさだめという名前の上に生きる
それをゆるされているから今がここに在る
くだらない話題で
ふざけたように
笑えるうちに
ほら出かけよう
本当に行きたい場所へ
人生なんて
砂時計なんて
すぐに尽きるから
時間なんて
終わりゆく命
消えてゆく時間
残された日々と
その切なさ
すり減る心
いつまでもここにいられない
僕らが知ってる永遠は限りある運命のもとに回る
だから僕らはいつかの今日に目を閉じたまま二度と開かない
そんな日を迎えるのさ誰もが
繰り返す
時代のその中で
始まった物語なら
終わりゆく物語なんだ
みんなその主人公
だけれど主人公も永遠には生きれない
だからみんな消え去るんだ
その身体諸共
終わりゆく絶対的な運命に蹴落とされ
今はまだ来ぬ日
だけれどいつかはね
トウゼンのように笑いあう今もトウゼンのように終わる
突然始まったみたいにね予断はない。