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詩人:甘味亭 真朱麻呂
粉々に砕けたワイングラスのカケラひとつひとつが僕の心さ
君が割ったんだよ
大好きなはずの歌も絵本も何もかもすべて混ざり合ってわからなくなっちゃった
幼い過去の記憶も今までの記憶もすべてこんがらがって
自分が歩いてきた道のりさえ意味のない時間に思えた
たったひとつの希望だった光も瞬く間にふっと消えた
闇の中 立ち尽くす僕は孤独な人
君とただ手をつなぎ話したり恋人っていう名前のふたりになりたい
それだけなのに難しいんだな
男である誰もがそれに苦しんでる
女神たちが恋愛対象にしてる理想は果てしなく高い。