詩人:どるとる
少しずつ少しずつ
色褪せてゆく景色
ゆっくりとただ
ゆっくりとそう
流れるように
明日へつづく物語
まためくられてゆく
その先はいつも未来という満天の宇宙
変化のない毎日に
変化を求めたいなら
動き出さなくちゃ
歩き出さなくちゃ
何も変わらないままさ
だけど広げた地図には不安と背負わされた重たい期待しか見えないよ
小さくこぼしたため息が白く煙る冬
階段の踊場の窓に書いた涙の文字が溶けて消えていく
そんなふうに僕もいつかは明日へ流れてゆくその時間のどこかではじかれるように消えてしまう
それでも
叶えたい夢がある
行きたい場所がある
見上げたい空がある
抱きしめたい人がいる
だから僕は おそらく誰もがそれぞれの地図を描き明日へ行くんだ
限界をかるくこえた勇気をしぼりだして
絶えぬ光を解き放って
いつだって生きてるんだ
いつだって負けやしないんだ
浮かべるこの笑顔は嘘なんかじゃないんだよ
そう叫ぶ声はいつも届かない闇に消えるけど
僕は繰り返すこの夜に負けずしっかり明日へ向かうために旅の準備して眠るんだ
夢というテントの中で
幾千の星 流れる
そのひとつになれたこと 僕は不幸だとは思わないから
明日へつづく物語
まだ僕はつづけたい
明日へ明日へ何度だって生きてやるぜ
誓う言葉 その思い
拳にたくしてぎゅっと握りしめ胸にもっていく
いつでも
叶えたい夢がある
行きたい場所がある
見上げたい空がある
抱きしめたい人がいる
だから僕は おそらく誰もがそれぞれの地図を描き明日へ行くんだ
限界をかるくこえた勇気をしぼりだして
絶えぬ光を解き放って
明日へ明日へとつづく日々を旅する
僕は流れる星
消える運命と知りながらもなおも輝こうとするはかなくも勇気ある星
きっと誰もが旅人
輝くために明日へ行くなら僕は一瞬の流れ星になるさ。