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詩人:甘味亭 真朱麻呂
君に贈りたい気持ち綴ったこの歌は君以外には聞かせられないのです
心の奥底で張り裂けそうな想いが叫んでる
はやく伝えないと手遅れになるよと
好きだ 好きだ
骨の髄まで
人は皆 他人
家族内でも単品でいうなら他人ですよね
だから家族よりももしかしたら僕には大切で関わり合いを持ちたい恋人になってくれませんか
赤い糸でつながった愛し合う未来を選ぼうよ
ああ 僕は君の僕になるために生まれてきたんだぜ
おぎゃーと元気よく雄叫びあげて世界にはなたれたんです
弓からはなたれるやのようにどこまでもまっすぐまっすぐ君を目指してそうしてやっと君と出会えたんだ
お目当てにしていた君と運命の出会い果たせた
だからこの出会い無駄にだけはしたくない
僕の記憶の全てが君と出会ったあの日からずっと君一色で塗りつぶされるように愛を育んでいきましょか
君に贈りたいのさ
空より 青く
海より でかいはずの
この気持ちを ただ
だけどなんだかいつまでもなかなか言えなくて
チャンスつかめないわけじゃない
チャンスならそこらじゅう転がってる
それなのに言えてしまえない僕は愚かだ
君が好き
その気持ちだけがあふれてくるばかりで
言えない気持ちをこえられない 待つだけではなにも始まらない
それなのに
それなのに
せつない胸がまんしたままで君に言えない苦しさをぎゅっとため息で包んでる
ああ どうして言えないんだろう
立ちすくむ土手
沈む夕陽
ありがちなせつない景色が今夕闇にのみこまれていく
また今日も白いため息ついただけで今日のぶんのチャンスは逃げてく
また一つ君が僕から遠ざかる
いつの日かこんな風に君は永遠に届かない星になるのかな
なんて考えたら泣けてきたんだ…
涙 ぽろり 流れてはじけた 独りの寒さが身にしみる冬の遠い昔のある日。