詩人:どるとる
明日の窓に映るのは僕の笑顔か 涙か
明日の窓が曇るから
何も見えない わからない
期待と不安の両方を鞄に詰めて 開くドア
明日の窓に映るのは僕の素顔か 愛想笑いか
明日の窓が曇るから
何も見えない わからない
希望と失望の両方を鞄に詰めて 開くドア
昨日の窓に映るのは
重ねた失敗と 過去の自分
昨日の窓は 割れたから もう はっきりとは見えない
だから 明日の窓を見つめてる
明日の窓を見るためには 明日が昨日にならなくちゃ 見えない 見れない わからない
だから明日を知るために僕は今日を生きるのです
昨日そうしていたように 明日の窓のまん前で生きる誓いを立てるのです
明日の窓に映るのは
今の僕の姿と 理想の自分
重ね合わせたところでむなしいので
目をそらすのもいいだろう
明日の窓が曇るのは
僕の瞳が汚れてるから
単にそれだけ それだけさ
明日の窓に映るのは僕の笑顔か 涙か
明日の窓が曇るから
何も見えない わからない
期待と不安の両方を鞄に詰めて 開くドア
明日の窓に映るのは
明日の僕と 素敵な景色
重ねたイメージが正夢になれば
僕はきっと幸せだ
だから明日の窓に映るのは 笑顔で決まり 笑顔で決まり
白昼夢のよう
ゆらゆら揺れて
遠ざかる
目覚めてみれば
当たり前
目覚めるまでは
わからない
正夢なんだと
気づくこともなく
ただただ
窓はまた曇る
明日の窓を見つめてる
僕と窓が残るだけ
僕と窓が残るだけ
正夢がまた正夢に
その正夢も正夢に
窓の向こうに
映るだけ
今日と明日がかさばって
昨日に憧れ 今を嘆き
未来に 期待をしまくって
正夢になれと
嘯くの。