詩人:どるとる
悲しい気持ちは
心をしめつける
喜び悲しみ
繰り返す毎日に
ふっとわき上がる
誰かへの思い
立ち止まった
帰り道の途中で
見つけた
ポスターの優しい言葉に救われたりする
単純な僕だ
ばかみたいに
笑っている
幸せは風の中
瞳を閉じて
広がる暗闇に
描く明日は
輝いて
いくらだって
イメージできるけど
まぶた開けたら
何もかもが嘘になる
何もかもが消えてしまう
星ひとつない毎日に逆戻り
涙がまた 返ってくる
悲しみがまた ぶり返すよ
瞳を閉じれば こんなにも幸せなのに
まぶたを開ければ見たくないものまで見えてしまう
それでも 目をつぶったままじゃ生きられない
瞳を閉じてみればみるほど現実はひどく惨めに見えてくる
悲しい気持ちは。