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詩人:甘味亭 真朱麻呂
愛がこの場所を離れた日は悲しい記念日さ
今日という日はずっと憶えていなくちゃね
また同じ失敗で愛を手放さないように
違うことでサヨナラ言われちゃ元も子もないけどとりあえずはこれだけは心に刻んでおく
いつかサヨナラした日がずっとずっと続く運命の人との記念日になるように
僕は生まれ変われる 新しい翼を生やしたから
それで君とあの空へ飛翔(と)んでいくんだ
今日はなんの日?
君と出会い永遠を誓った日
これからも変わらないよね?
君の前
僕は笑顔でうなずく
その笑顔は永遠を伝えてる
嘘偽りのない愛を
終わらない愛を
君との日々を
だから今日は絶対
誰がなんて言おうと君と僕と愛を育んだ記念日
記念日だ
いつまでも
変わらず僕らの大切な日
終わりの場所から始まる次のストーリー ゴールがスタート地点に変わる
恋は終わったはずの場所でまた始まる
ここからだ
これからだ
今度こそはかならずだよ かならずだよ
君といつまでも
そう思えた日もまた僕らの記念日
心に鮮やかな光が差した日はすべて記念日にしようね
僕らの愛はいよいよカンタンじゃなくなる
たやすくは終われなくなる
心の中で生まれた光を抱きしめたまま
赤い糸ほどけないようにきつく結ぶ真似をする僕に笑う君
ああ 絶対 記念日
これも記念日リストに加えとこう
いつか 心のアルバムひらいて 見返す日まで もっと もっと カンタンには見終われないくらいリストをふやそう
涙やせつない記憶も思い出だから消さずに喜ばしい記憶の付け合わせみたいにそっと戒めのように添えてこう
ぬかりなく シャッターを僕は切るから
鮮やかに残る 僕の思い出になるよ。