詩人:甘味亭 真朱麻呂
君は狂ったように
何度も何度も
『死にたい』と繰り返している
だけどよく考えてみな
生きたくても生きれない人が
この世には今も昔も五万といるんだよ
だからそんなに
死にたきゃ
自然に死ぬのを
待ちな
健康な人なのに死に急ぐことはない
精神を病んだように自分を傷つけて
なんの意味があるの
そんなことで
気持ちが収まることはない
心の奥に切なさが溜まっていくだけ
だから
お願い とてもカナシいから
『死にたい』なんて言わないでくれよ
それがもし
だめだというなら
君をそんな行動に走らせる
ものはなんなのか
教えてください
ひとりで抱えずに
すぐ隣にいる僕に頼ってください
本当に理性が崩壊してしまう前に。