詩人:どるとる
夕暮れの街
ひとり歩けば
なんとなくだけど
切なくて
さびしくて
心がしぼむようだ
すっかり
日の暮れた道
空はもう真っ暗
星も輝いてる
なんだかわからないけれど思いついたまま 手当たり次第に
怒りをぶつけてみたくなったんだ
そんな自分がそんな自分がむなしくて気づくと泣いてる
いつも間違い探しの日々
なんでもない出来事が いつも幸せなんだよね
だけど わかってるのに 欲ばかり張っている僕らは いろんなものを 失ってきたのにまだ気づけない
そんな自分も愛してる
どんな自分も愛してる
ただのつまらない
何事もない1日だって 考えてみればそれが幸せっていうものなんだよね
考えてみれば僕らが思う幸せなんてつまらないものだ
だけど
あたたかい気持ちになれる
そんな気がする
夜の道街灯の下
ひとり佇んで
幸せを見つけようと
あちこちを探せども
見つからないよ
幸せはだって最初から心の中にあるから
手のひらをひらけば
ほらね こぼれるほどの幸せ 見えないかい?
君は欲張りすぎるんだよ
ああ たどり着いた
真夜中に幸せはありますか?
皆が鼻で笑うような出来事が いつも幸せだったんだね
だけど わかってるのに 物であふれた世の中に生まれた僕らには いろんな欲望が 手招きして甘い蜜を匂わせるんだよ
そんな自分も愛してる
どんな自分も愛してる
ただのつまらない
何事もない1日だって 考えてみればそれが幸せっていうものなんだよね
考えてみれば僕らが思う幸せなんてつまらないものだ
だけど
あたたかい気持ちになれる
そんな気がする
そんな気がする
幸せは元々目に見えないほど小さいものだから
目に見えるくらいの大きな幸せを求めることからして間違いなのかなって思ったんだ
たったひとつだけ
大切なものがあればそれで幸せ
たとえばあなたのすぐ傍にあるなんでもない毎日。