詩人:里雨夜
2月が3月へと変わり
季節も移り変わろうとしている
カレンダーをめくり
残された日数を数えてみる
あと12日で貴方は長かった学生時代を終える
共に笑いあった学舎を去る
あと2年私には貴方よりも長い学生生活が残っている
友ともう少し思い出を作っていける
淋しいけれど
不安と期待が混ざり合う背中を向けて歩いていく貴方を
応援しているわ
まだ学生の私が
どれほど貴方の力になれるか分からないけれど
会えない淋しさに泣いてしまうだろうし
時には不機嫌になってしまうと思う
だけど
私は貴方の傍を離れない
それだけは約束するわ
桜はきっと咲いていないだろうから
淡く優しく降る雪と共におくろう
"卒業おめでとう"