詩人:どるとる
あなたを好きな気持ち
頬染める恋の色
花を染める朱や紅のよう
好きだよ 愛してる
言えない気持ち抱えたまま
過ぎ去る季節十を越えいつの間にか
こんな場所にたどり着いていた
儚く散りゆく恋の花
枯れ葉のように枯れ落ちて
私は
いくつの涙を落としたことか
いくつの笑顔をなくしたことか
それでも懲りずに恋をする 恋をするたび頬染める
咲き誇る日はあるのでしょうか
来る日も来る日も
待ち続ける
永遠に醒めない夢のような 花びら染める恋の色
花々を染めるような 花化粧
納める鞘のない刀はいつしか錆び付いて
思いの伝えかたを忘れていくのがこわかった それでも 私は恋をして 何度だろうと 祈るのです
この鞘に合う 優しい刀を 私は あなたに求めてる
ただ 儚げに揺れる
花のような けなげさと
凛とした みずみずしさを兼ねた
何気ない景色に赤く咲く
あなたが染める 花の名は 私という名の一輪の花
永遠ともいうべき
果てなき時間を
共に過ごせる
幸せを かみしめることの意味や理由を
さがしている
愛することの喜び
愛されることの喜び
そこに隠された難しさ
身をもって知れたなら
私の心は 幸せという名の色に染まるでしょう
景色にそっと咲く花のように
私という名の花染める 恋という名の花化粧
艶やかにただ艶やかに
艶やかにただ艶やかに
花々を染めるような花化粧。