詩人:ハト
あなた、ねえあなた口をぬぐって知らぬ振りするのがお上手なのねお薬を下さいな治りかけた傷口が痒いの器用にも皮だけ裂いたあったのは衝撃だけ遊んでさしあげますあなたが本気で噛みつきたくなるくらい傷跡が残ろうが構わないのです別に今更惜しむものでもなしねえ、あなた彼岸花に埋もれてきれいな思い出だけ残して消えてしまえたらどんなに楽かしらね