詩人:翔
空から落ちる。それはもう爽快で、街なんてミニチュアの模型みたい。青空、雲、地平線も見えたりして。すごいときは重力に逆らう雨も。あたしは落ちてゆくコードを引けばすべてが終わる。だからまだ引かない。喉が渇く。全身から汗がにじむ。まだ…まだ…