詩人:まとりょ〜鹿
希望の果てに僕らは辿り着き
そこには何が見えるのかい?
崖かい?それとも赤レンガの壁かい?
つまらないものを追ったと
君はその地に膝を着き
あの頃と同じ疲れた顔で僕を覗き込む。
物事を熟知したいとか
テレパシーのような以心伝心とか
穏やかに日々を巡りたいとか
そんな事ばかり考えてただ歩いた日々。
そこに残るのは疲労感と無気力な心。
でも確かに感じるのは音のない悲愴感。
それもあと何日か経てゆけばシコリになり
ゆくゆくの二人の性感帯。
興味あるのは
前の方。
二人感じるのは
後ろの方。