詩人:珠樹
どうして気付かなかったんだろう
キミのその悲しそうな視線に…
どうして気付けなかったんだろう
キミの決意を秘めた表情に…
そして…ボクはボクを呪う
キミを『永遠』に失うという…
愚かな過ちを犯したボクを…
どうして…どうして!!
『後悔』という名の追撃者に
自らの脆い精神を狩り立たせ
ボク自身を…壊していく…
今更でしかないのに
キミへの愛しさのあまり窒息する…
もう取り戻せやしないのに
キミの微笑がボクを焼き尽くす…
どうして…どうして…
そしてボクは彷徨い続ける
出口など実在しない
破滅に満ちた無限回廊を…