詩人:柚
自分を愛せない僕に
人を愛することができるのかな
今の僕には雨が冷たすぎるよ
誰かお願い そばにいて
一人がこわくてたまらない
一歩一歩が重くて前に進めなくて
振り返り引き返そうとしたけれど
もう戻れない事に気がついて
その場に立ち尽くしてしまったんだ
‘嫌われるくらいなら遠くからみていたい’
誰もが僕の手をすり抜けて
独り透明人間になったようで
叫んでも声にならない悲しさに
僕はもう疲れてしまったよ
でも君だけには
君だけにはわかってほしいなんて
なんてわがままなんだろう
自分を愛せない僕には
叶わない願い
でもどうか どうか一つだけ
‘お願い 見えるところにいて’
いつの日かを
どうか 待っていてほしい