詩人:カラクワト
黒の安寧に揺蕩う。真暗に裂いた 毒の臭いが正しい未知だと識っているだけど 照らさないで。あらわにされる腐ったうでを―いまはまだ みたく ないだから今日も闇のなか。これからさきも夜のウミ