詩人:優花
何も気にせずに
笑っていた頃、
服装なんて何でもよくて、
誰に何を見せても怖くなくて、
化粧するコトなんて考えなかったし、
ダイエットしようなんてコトも思わなかった、
髪型だって 流行だって 大切なコトじゃなかった、
何も気にせずに
太陽と遊んでいた頃、
いつの間にか
私は一つ一つ歳を重ね、
いつの間にか
小学校が小学生が あんなに可愛く、小さく見えてしまう、
いつの間にか
周りからの目を気にし、ちゃんとこの世界の中で生きる一人になった、
何も気にせずに
無邪気に走り回っていた頃、
何にでも全力を尽くして
何でも自由気ままで
何にでも興味を持ち
何でも楽しかった
好きだった先生、
好きだった友達、
自然に好きだったあの子、
何も気にせずに
自分が好きだと言えた頃、
無邪気に
みんなが みんなが 好きだと言えて、
恥ずかしくて
あの子とただ はしゃいでいた頃、
見た目なんて関係なく
そのまんまだった頃、
今でも一番大好きな、大好きな、記憶。