詩人:都森 善太
あの少し欠けた月は夜を身籠っている朝は顔には出さないが心を乱した自分の涙を忘れた静かに沈んでいく海の底に写すそして闇は切り取られて息を潜めている誰にも追い付かれないというのに息を潜めている