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[137729] 下界におりてみよう

詩人:甘味亭 真朱麻呂


何かおもしろいことはいつも下界にあるという
僕らにとっての下界とはつまり そうさ
窓の外に広がる青空の下さ 太陽の陽射しが照り返す道の上

何か楽しいことを探したいなら
下界におりてみればいい
人間の世界にはじめて関心をもった天使みたいに
羽を広げてさ

天使みたいにきれいな翼はなくても
君は下界におりれる
大丈夫

電車に乗って 車に乗って 自転車にまたがって
移動手段はひとつじゃないさ〜

見下ろせばパラダイス
こんなにも近くに家という最高の天国に勝るともおとらない世界があったんだね
見過ごしてた
怖がっていた

君とも出会えたことだし
もっとこの街を見てみたいな
せっかく生まれた故郷(ふるさと)だから

ゴーゴータウン!
何十年も住んでてもわからない事はある
何十年も住んでたって知ろうとしなければわからない
さあ だから
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう
下界におりてみよう

今すぐに
ありのままのその翼でいいから
少しずつでいい
明るい場所に慣れておこう
暗いとこばかりにいないで
日陰でしか生きれない植物じゃないんだから
じめじめしたとこを好むカビじゃないんだから
繁殖力はないけど…

とにかく下界へおりてみよう
話はそれから
それからだよ

引きこもり人間たちよ
外へ飛び出せ!
何か探しに
ゆけば笑える ゆけば何かわかる

キミを見つめるまなざし
今日もあなたの大切な人はあなたの笑う顔を待ってる
ドアの前 食器を片付けながら
母は唇をかんでノックするかしないか
それだけで心を痛めてる すべてはそうあなたのために。

2009/01/12 (Mon)
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