詩人:どるとる
心が汚れると
目の前のことが
見えなくなる時がある
心がきれいだと
周りがよく見える
誰かのことまで
気を配れる
心は一度汚れても
またきれいに洗えば
何度でもきれいになる
だけど心に負った傷だけはどんな名医でも治せないんだよ
心と心 ひとつでは
ただの心でも
ふたつ 重なると
互いのことを思いやることができる
誰かを愛すこと
誰かに愛されること
心を透かして見える
たくさんの気持ちがある
たくさんのゆとりが生まれる
心と心が ふたつ あれば 傷つくことや傷つけることも知る
でもそれを反省することも同時に知る
心は磨けば磨くほど
輝く鏡だから
負った傷は消えなくても その傷が教えてくれるものもたくさんある
だから同じ過ちは繰り返さないよ
本当の優しさや
本当の愛に
心は敏感になり
痛みも安らぎも
気づくゆとりを与えるから
心はひとつでは ただの心でも ふたつでひとつの 心と心
支え合い 譲り合い
思い合い 庇い合い
心は その時 輝くよ
心が心である意味が
にじみ出るよ
心からあふれる
笑顔と涙が
心の汚れなど
すっかり洗い落としてくれる。