詩人:甘味亭 真朱麻呂
理屈じゃない なにもかも そう今では
すべては自由奔放なままに往く僕らの気まぐれさ
明日は晴れかなあ
それとも一日中やまないくらいひどい土砂降りなのかな
ちょっといつもより無理して急ぎ足で踏み出した足取りはなれない速さに戸惑っていた
せつなさ抱え込んだ心が涙するとき
思い出がなぜかあふれる 美しい記憶も美しい景色も美しい出会いもすべては過去になりもう会えないこともあるから
その一時や その一瞬を大事にしよう
僕はただ キミもただ
未来の空模様が気になるだけ
明日の空模様が気になるだけ
遠い未来の 近い未来のほうがちょっと気になるだけ
近いような遠いような距離から眺めてる今
遠い目をして遠いところにある空を見るようなすぐそこにあるものを見るような目で生きる
目線はあがったりさがったり彼方へ飛んだり 不思議だな
それはただ僕が勝手に思うことだけど
理屈や理念に急かされながら他人の気まぐれに精神を突き刺されながら今日も僕は何かを信じここにめぐる明日を 近場の未来を抱きしめる
なぜか昨日と同じ愛しさと憎しみを感じる今日が好きで嫌いで どっちとも言えなくて こたえにもならない
まるで定まらない
そこに理由や理屈は存在しない そこは素晴らしい世界
僕のおきにいりの世界
だけど一歩夢から覚めて外の世界に出かけりゃ変わらぬ非情な現実が揺れてるんだ
僕は 僕は それだけからは目をそらせない
本当は見たくなんかないけど 見ないと生きれない
ただそれだけ
理屈を守る奴らの輪の中で嫌みったらしいくらい郷にしたがえ精神の奴らの監視から逃れるすべはないものか考える
わからないものはわからないままだ
いつまでそんな理屈や常識に踊らされながら僕はピエロを演じるのかなあ
誰か、おしえてくれよ。