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詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕はひとりきり ずっとひとりぼっち
誰にも愛をもらえないのさ
天地神明にかけてあなたを守るよ
なんて古くさいセリフさえ言えないね
とても悲しい 私はひとりきり
さびしいひとりきり ひとりぼっちのふるえる小鳥
翼をなくした小さな小鳥
雨に打たれ流された花びらひとつ
僕はそんな人だから
そんなにやさしくしないで
なんていう自分が悲しいから
そっと抱き寄せたからだがやけに冷たい
それほどまでに僕の心は衰弱してたんだね
あなたに あなたに
届けたいんだ
僕のように小さな詩
僕のことなのにまるで別の人のような言い方で
僕のことだからこそ胸が痛むのです
ダイレクトに痛むのです
そんな言葉を守りたい 抱きしめてたい
そんな僕がいた
ここにはいた。