詩人:かけてん
深い森で泣いていました
そこに現れたのは
なんとビックリ
仙人さん
白いひげを垂らして
細い目からはギラギラ光線
そこであたしはふらつきながらなんとかなんとかたっていました
綺麗にまとった白い服に赤い血がついてしまいました
そう話すと
仙人さんはまたギラギラの光線を放ちました
まるで全てが美しい
まるで全てがバカらしい
それでも仙人さんはおっしゃいました
この今が一番なんだと
不器用にも感謝の気持ちを伝えようとして
消えました
ただ森には光りがさし
わたくしを鮮やかな
世界に連れてってくれました