詩人:フィリップ
街角には亡者が蠢いている痩せこけた少女ベビーファームに預けられた赤子彼らにはもはや名前もなければ明日もないかなしみなど単なる過去の断片でしかないその国の罪はその国の民に等しく散りばめられその国の過去の姿はこの国の未来の姿誰にも止められないただの歯車のなんと恐ろしく惨たらしいことかかなしみなんかへっちゃらなかなしみをしらぬものたちはかなしみなんかへっちゃらだただ繰り返すあやまちと罪とただへっちゃらなかなしみを