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詩人:山崎 登重雄
おっさんにセンチは似合わないか
ロマンシング・ヤードを気取っても
メートルが上がるだけ…なんてね
派手な夜空に更なる贅沢を
ぶらりと海まで行ってきたよ
坂本九なんて口ずさんで
願いをかけたい時ほど
星は瞬きの間に何処かに流れる
そしてそんな時ほどコンビニが優しい
口笛の代わりに小瓶を吹いて
やっぱりぶらりと家に帰るよ
零れないように上を向いて
夜空に見つけた君のイニシャルは
行きも帰りも君のイニシャルだった
例えばこんなことが切なくも嬉しく
まるで気持ちを量るように
ひしゃく星が疑問符で輝いている
好きだから…俺は大丈夫だよ