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[172955] 悲しいだけの映画にはしたくない

詩人:どるとる

矛盾ばかりの世界で
僕らはなんとか息継ぎしながら生きている
たくさんの不安まで抱えて 長い長い日々を 思い出と名付けて かたつむりのように 背中に渦巻く 現実を背負ってる

誰かを愛すこと
誰かに愛されること
誰かを傷つけること
誰かに傷つけられること
繰り返すのはみんな似たような日々さ
『生きる』って 『死ぬ』ことと同じ
『死ぬ』ことって『生きる』こととあまり変わらない
だって僕らはいつ自分が消えちまうかわからない立場にいるから

限りある 命 抱きしめて この先の長い道を歩く

今日か 明日か わからないけど いつかは終わる 長い映画を観てる気分さ

悲しいだけの映画にはしたくないんだ
映写機のような1億3000万人の瞳に映る今日が巻き戻しするように過ぎ去った時間を思い起こすその時に 伝うものはあたたかい涙なのか 浮かべるのは輝く笑顔なのか
ラストシーンを飾るのは やさしい雨なのか 冷たい陽射しなのか
僕らは 今しか生きれない 先を知るためには 生き続けなきゃならない

だから悲しいだけの映画なんてつまらない
涙と笑顔の 両方と手をつないで 歩いていきたい
一本の映画が終わるように 1日の終わりは センチメンタルになるけれど
また明日になりゃ
笑えるからね
今日は今日の涙
流したなら
明日は明日の笑顔
浮かべりゃいい

簡単なもんさ
悲しいだけの映画は救いのない映画だ

やっぱり CGや いろんなものに頼った映画はつまらない

リアルな現実こそが一番大好きな映画

見てごらん また 始まるよ まだ見ぬ第二章

予告のない上映会。

2011/12/24 (Sat)
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