詩人:甘味亭 真朱麻呂
鳥のように自由に翼広げて大好きな人のもとへ飛んでいきたい
もうなににも縛られずに自由の翼はためかせて
目指すはあの空の彼方
幸せを口に摘んで
未来にはこんでゆく
僕は小さなバード
気持ちだけは鳥のように自由なのに
なぜか変わらない日々
その形
それでも過去についた傷や涙は止まらないから
僕は消えない傷を背負ってゆく
未来にもどこにも逃げ場はない
それでもそれでも楽園はこの目に見えている
朝陽が今 街を照らし
僕の頼りない翼に笑いかける太陽がほら僕をあたたかく包むよ
なんだかうれしいんだよ
ふつうのことにこんなにも素晴らしく思えるのは幸いだな
思いも気持ちも感情もすべてはバード
どこにへも飛ばすことができる翼をもつバード
僕はそれにかけている
頼むよ バード
僕を連れて行って
光の国へ 懐かしいふるさとへ
言葉は鳥になって
今 キミの心へ飛んでいく まさにバード。