詩人:甘味亭 真朱麻呂
無能な人なんてこの世にはいないんだ
不要な人なんてひとりもいないんだよ
みんなそれぞれ何かが人に勝ってて何かが逆に劣っている
完璧な人などいない 他人にはない何かが僕のすごいところ
そのへんが僕の持ち味
それがなんであれ君は 僕は それで万事オッケー
人はいつでも自分らしくいられる天才なんだ
もう自分って探さなくてもここにいる
ここにいる自分が自分なんだよ
ただ自分ではあたりまえすぎてわからないだけ
他人にはそこが見えている
悲しいお知らせも悲惨な真実もすべては君を形作るために必要なもの
それを映す鏡みたいな他人の瞳の中で汚く映っても誰かにはもしかしたら素晴らしい長所かも
だから そう落ち込むなよ
君は君のままでいいじゃん
大事なのは何を変えるとかじゃなくそこから何かを作り上げることで悪い自分もまた自分と認められる心をもつこと
それが大事なんだ
そのへんが僕の良いところ
だから
そうさ 無能なんて自分で言わないで
だから
そうだ 不要なんて自分を言わないで
誰かは君のことを必要にしてるかも
君は誰かには今すぐ必要な人かも
自分これ以上汚したら悲しいだろう?
だから今日はこのへんで良しとして 汚れた心を洗おう
真実はいつも身勝手な理由をつけて理屈で僕ら縛る
そして僕らは曖昧で矛盾してるときはうまくだまくらかす
あーでこーでそーで
なんて言い訳にもならないこと繰り返しリピートして リピートして
逃げようと抵抗する
太陽にも逆らって向かい風にも逆らって常にその逆を生きようとする
でもそのへんが僕の力
他人にはないおもしろいところ。