詩人:甘味亭 真朱麻呂
さびしいときにはいつも三日月が僕にやさしい光をくれる
貸しだよなんて言いながら笑う僕の三日月が光をそっと
もらってばかりで申し訳が立たないけどいつか倍にして返すんだ 積み立てたぶんの喜びを君にも
この気持ちは墓場までずっと続いてく
君が大好き
不器用に何か欠けた三日月が僕に笑いかけ僕に愛をくれる
僕にやさしさをくれる
僕もまた三日月だから不器用な人で何かが絶対的に欠けてるけど
それでこそ人間だ
いいんだよ 正しい姿だ
ほらかわいらしい
満月じゃなくても
満月になれなくても
十分 かわいいよ
三日月よ 泣かないで
僕が悲しいとき
なぐさめてくれたじゃないか
だから僕にもなぐさめさせてよ
何もできない僕ができるせめてもの精いっぱいをさせてよ
そばにそばに寄り添わさせて その手を握っててあげたい
君がいつかしてくれたようにうまくできるかわからないけど僕は握る
悲しみに涙する君を
三日月みたいなあたたかい人間の中で息づいてるやさしい愛で包んで 君を愛したい
花が咲く日もあれば散る日もあるから
仕方ないとわかってても涙はでるから
そんなにおかしなことじゃないさ
大丈夫 僕らそんな星のもとに生まれてきてしまったから
もとをとって自由に生きよう
僕の胸の中の特等席はいつでもあいてるよ
君のために
三日月が照らすテラスで君と口づけを願う僕をひとりにはしないで
二人 愛を重ねよう
永久の光に包まれよう
落ちていこう 恋に
フォーインラブ
僕は君が大好き
君は僕が好きかい?
答は空の彼方
君がつぶやく間もなく僕は抱きしめちゃうけど
どうやら心配はいらないらしい
だって僕の三日月は笑ってる
だから僕という三日月も君に笑いかける
三日月 2つ
合わせればほら満月になる
力を合わせて明日もまた笑ってのりきろう。