詩人:甘味亭 真朱麻呂
あと何歩歩けば僕は夢見ている場所まで行けるんだろう
時計を気にしながら迫るタイムリミットまでの時間を確かめる
あまりないわずかな時間に夢は叶うのか僕は不安で不安で仕方がなかった
いつまでも いつまでも常識という風を受けて回る地球はそこで回り続ける
僕らの頭の中でも地球は回る イメージはさほど良くも悪くもない
曖昧にしか今のところ いや これからもただの人間の僕にはわからないことが多すぎる
今 夢の場所から数えて何キロくらいとかどのへんとか
もう頭が変になりそうだ
タヌキ寝入りも無駄だ
もうやみくもに進むしかないって唇をかみしめたとき
口の中に広がった血の味は鉄の苦い味
生きる幸せと生きていくつらさを秤にかけて未来を占う
骨を砕くほどつよく握りしめた握り拳の中で光り輝く思いは負けないこと誓う明日への果たし状
たたきつけるよ
こたえなんか鼻からないんだろ?
それなら自由に生きること選ばさせてもらうよ
もう何にも縛られず我が道を行くぞ
そうすればあと何歩とかはもう関係なしに進める
僕の読んだとおり
これで僕は自由の身だ
鎖 解き放つ 自由の空へ
今 僕は ひらくんだ
空へひらく翼を
放つ 千本の弓矢
食らいやがれ! 未来
盾も剣も必要ない
僕には勇気と根性という新しい力があるから
飛び立てる 未知の世界へも
空にひらく翼で。