詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕たちは光と影を繰り返しながら
毎日をずっと暮らしている
眩い朝と深い暗闇の夜を交わらせて
僕らはずっと生きてきた
何万年の間にどれだけ流したか知らない涙はどこへ流れてくのか
行き場さえもわからぬまま
僕たちは今日も光と影を繰り返すんだ
日暮れと夜明けという
始まりと終わりという意味の名を付けて
僕たちは暮れていく一日に涙を流し
一日の幕開けには昨日の涙が嘘のように笑顔を浮かべるのでしょう
そんな風に
一日一日と時を削られていく
哀しみと喜びの狭間を行き来する。