詩人:甘味亭 真朱麻呂
世間一般でいう上手にできなくたって
完璧にできなくたって
僕はそれでいいと思う
それこそが完璧なんだ
人はいつも完全完璧なものばかり求めてるような気がするんだ
君のその笑顔もきれいすぎるちょっと前の段階だから 美しいのさ
なんでもすぎるは問題外さ
遠い昔先生から習ったろ 不器用でも頑張ればいいと
僕もそう思ういつも君のそばにいる僕が証人さ
君は頑張ってる
とても頑張ってる
誰になにを言われても僕らは断固それなりで それなりで
日々過ごしていこう
それが僕らの生き方
悲しいことがはびこる世の中でなるべく楽しく暮らすコツ
それなり
それなりが大切だ
忘れないで
それなり
それなりを覚えていて
負けないで でも泣くことは負けたことにはならない
世界にあふれるきれいな涙がその証さ
笑顔見せられない日にもきっとそれなりに理由がある
それなりのわけがある
だから僕は安易に責めない
だけれど君の心の中へ深くもぐるよ
地面を掘り進んでゆくもぐらみたいに君の悲しみ知るために
それなりに本気で
しすぎずしなさすぎず愛を保ってゆく
それなりに僕は。