詩人:甘味亭 真朱麻呂
赤、青、黄の信号の色が交互に何度も何度も繰り返し点滅している 部屋のガラス窓から見える いつもの景色 濁った空が汚い灰色をしている 今にも雨が降ってもおかしくないくらいに空が染まってる 僕らの心に 巣くう孤独という化け物は いつしか姿を変えて さみしさになる 今見ている空の灰色のように 汚い灰色が三つ並んで誰も住みたがらない僕だけの世界に哀しみの雨を降らす いつまでも いつまでも 止むことのない 哀しみの雨を降らす。